お守り

お腹の子が来てくれるまでの一年半

毎日基礎体温とにらめっこして

毎月生理が来るたびにがっかりしてきた。

あの日お酒を飲んだからいけなかったのかな

あのとき身体を冷やしてしまったかな

最近残業続きで無理していたかな

何が悪かったのかばかり考えていた。

原因が分からずモヤモヤの中にいた。

だから初めて陽性の検査薬を見たとき

涙が出るほど喜んだ。

だからこのお腹に来てくれた奇跡的な命が

本当に尊くて愛しい存在だからこそ

安定期に入るまで毎日びくびくしていた。

悪阻も含めてなにもかも初めて

何が正しいのか分からず

お腹にとってマイナスになることは

しちゃダメだと思った。

ネットの情報に振り回されて疲れた頃

ちゃんとしたプロの話を参考にしようと思い

3冊の本を買った。

 

産婦人科医の吉村正先生の本と

助産師の坂本フジエさんの本。

 

f:id:homa-town0922:20171223225425j:image

 

この本達を読んでモヤモヤが一気に晴れた。

あれこれ悩むことは無駄だと分かった。

妊娠・出産がいかに自然界に近いことで

人工的に支配できないことだということ

私にできることは

ゆったりと待つことだと分かった。

 

それまで怖いなとびくびくしていたのが

怖さも不安も心配も吹き飛んで

どっしりと構えられるようになった。

 

この3冊は私の妊婦生活の1番のお守り。

そして女性として妊娠を経験できたことを

心から誇りに思うようになったのも

この本達のおかげ。

 

39週1日

予定日まであとわずか。

早く会いたい気持ちでいっぱいの中

妊婦生活を

一日一日噛み締めて過ごす。